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旭川の交通事故相談

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被害者のための交通事故相談

加害者に適切な対応を期待すべきか

 お客様が不幸にも交通事故の被害者になってしまった場合、加害者は適切に対処してくれるでしょうか。

 残念ながら、絶対にそのようなことを期待すべきではありませんし、加害者の対応に誠意がないことをもって、相手の保険会社を責めるべきでもありません。

 いままで多くの加害者の言動をみてきましたが、北海道に限っていえば、加害者である相手方が「誠意ある対応」を示したのは、これまでの1割にも満たないというのが現状です。

 当職は数年前、国道を自家用車で走行中、自走車線(つまり相手方からいえば対向車線)を真正面から逆走してきた当時60代の男性の運転する自家用車と正面衝突しました。単なるセンターラインオーバーではなく、真正面から衝突しました。私は呼吸困難になり、足も骨折して動かすこともできませんでしたが、加害者の自家用車の方がはるかに大きかったため、加害者は特に大きな怪我を負いませんでした。割れたフロントガラスの先にあるはずのエンジンルームはまったく原形を留めず、その先に加害者が運転席に座っているのが見えました。

 しかし、加害者は車からまったく出ようとしない。かなりの時間がたってから、やっと車を降り、私のほうへ近づき一瞥してまた自分の車に戻りました。「すみません」も「だいじょうぶですか?」の一言もなく、ドアがすべて破壊された氷点下15度の車内に放置されたのです。

 ほどなくして後続車によって救急車が呼ばれましたが、救急車が到着するまでの15~20分間、加害者は自分の車で暖をとっていたのでした。救急車到着後も、病院で措置を受けているときも、加害者は一言も詫びることもありませんでした。加害者の検査が終わった後、妻らしき人が加害者を病院に迎えに来ましたが、措置中の私がすぐそばにいるにもかかわらず、これまた詫びるどころか視線を合わせることもない、そんな人たちでした。私はこの事故で1年以上休職せざるを得ませんでしたし、未だに毎日、後遺症である痛みに悩まされています。あの事故で九死に一生を得てから数年が経過しますが、加害者側からはいまだに「すみません」の一言もありません。また、あるときなど、誰が見ても相手方の一方的な過失である事故にもかかわらず、事故直後これまた加害者が無反応で、私が近づくと怒鳴り返した女性もおりました。

 よほどひどい加害者だと思われるでしょうか。しかしながら、現実にはこのような加害者がとても多いのです。加害者側の信号は、いつも「青」ですし、「一時停止」もしていますし、「速度」も適正と証言します。被害者が意識不明や即死の状態であればなおさらで、加害者の都合のよい証言がなされ、それに基づき実況見分が行われます。

 謝罪しない、病院に見舞いに来ない、それが「普通の」加害者の姿です。誰もが加害者になる可能性もあれば、被害者になる可能性もあるのですが。

 交通事故被害者は、事故による自動車の破損、怪我による痛みにも増して、加害者の対応の悪さに憤りを感じます。しかしながら、現代において、加害者に「誠意」を要求することなど時代錯誤なのです。

 まして、法律の知識のない加害者に相談などすべきではありませんし、怒りをぶつけてもその後の協議に悪影響を与えるだけです。

 それでは、加害者側の保険会社は本当に被害者にとって信頼できるものしょうか?次のページをご覧ください。

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